リーフ
論語ってわかりにくい?漢字が多くていまいち想像できない?それならぼくと一緒にゆるく読んでニュアンスをつかんでみよう!
【048】
原文
子夏問曰、巧笑倩兮、美目盼兮、素以爲絢兮、何謂也。子曰、繪事後素。曰、禮後乎。子曰、起予者商也。始可與言詩已矣。
書き下し文
子夏問うて曰く、巧笑倩たり。美目盼たり。素以て絢を為すとは、何の謂いぞや。子曰く、絵事は素の後にす。曰く、礼は後なるか。子曰く、予を起こす者は商なり。始めて与に詩を言うべきのみ。
やわらか現代語訳
子夏が尋ねました。「詩経にある『笑う口元が愛らしく、目元は美しい。そのうえさらに化粧をして艶やかにする』とはどういう意味でしょうか。」
孔子先生が言いました。「絵においてはまず彩色をしてから胡粉で仕上げるもので、つまりそのようなものである。」
子夏が言いました。「礼は人の中身ができてからの仕上げということですね。」
孔子先生は感心して言いました。「私もまだ気がつけていないことを、よく言ってくれたことだ。商(子夏)よ、お前こそ一緒に詩経を語るにふさわしい人だ。」
この文章を一言でいうと…
人間まずは中身が大事で、外見を整えるのはその後の仕上げである。