リーフ
論語ってわかりにくい?漢字が多くていまいち想像できない?それならぼくと一緒にゆるく読んでニュアンスをつかんでみよう!
【046】
原文
季氏旅於泰山。子謂冉有曰、女弗能救與。對曰、不能。子曰、嗚呼、曾謂泰山不如林放乎。
書き下し文
季氏、泰山に旅す。子、冉有に謂いて曰く、女救う能わざるか。対えて曰く、能わず。子曰く、嗚呼、曾ち泰山を林放に如かずと謂えるか。
やわらか現代語訳
季氏(※1)が君主が行うとされている泰山の神の祭りを行おうとしました。孔子先生は、季氏の家老をしていた弟子の冉有(※2)へ、「これをとめることはできないのか?」と尋ねました。冉有は「もはやとめられません」と答えました。
孔子先生は言いました。「弟子である林放でさえ礼の本質を私へ尋ね、自分なりに考えているのに、泰山の神がこの比例を理解できないわけがないだろう。」
※1季氏=魯の権力者で大夫の地位にある者。
※2冉有=魯の人っで孔子の門人。孔子より29歳若い。性格は控えめで温和とされる。
この文章を一言でいうと…
やってはいけないとされることは、やってはいけないのである。